カシミヤ素材について
フォルクスワーゲンの排気ガス問題、横浜のマンションの傾き問題といいここ最近は偽装問題が後を絶ちません。
百貨店でもカシミヤではないものをカシミヤ表記で販売していた問題が以前にありました。
こういう事件が起きると規制が厳しくなってきます。その為現在ではカシミヤ表記で販売する場合、日本国内の品質検査機関で証明書を取らなければいけないルールになっています。
既製品のように何十mもの生地で何百着と生産するアパレルとは違い、当社のような小ロット(1、2着分)、多品種を扱う業態はそれぞれに証明書を取ることは事実上不可能です。
その為、売場ではカシミヤ表記をせずに毛と表記しています。もちろんイタリアの仕入先からのカシミア証明書はありますが、日本ではそれでは通用しないようです。
このように一つの悪徳業者のせいで誠実に商売をしている業者までもが迷惑を受けるのは勘弁していただきたいものです。